4/25/2011

2050年の日本の大学

ちきりんが2050年に20代と30代の合計人口は半減するというエントリを書いていた.人口問題は経済に様々な影響を与えるとは思うけど個人的に気になるのは日本の大学がどうなるかだ.主な影響は2つ考えられる.ひとつは今後,学生を獲得できず,経営が苦しくなって廃校になる大学が増えること.もうひとつは学生のレベルが下がることだ.学生の人数が減ればそれだけ優秀な学生の割合も減るわけで,あらゆる大学の学生のレベルは下がらざるをえない.教員に関して言えば,今の10代20代が教授になる2050年は,研究レベルは維持しているかもしれない.しかし,2050年に学生だった人達が研究者となる頃には日本のレベルは絶対的にも相対的にも下がっていそうだ.

解決策は人口を増やすか,海外から優秀な学生を集めるしかない.人口を増やすのは大学ができることではないから,海外から優秀な学生を集めるしかない.海外から優秀な学生を集めるのに成功しているのはアメリカの大学とヨーロッパの一流大学だけな気がする.理由は多々あるけど一番大きく影響しているのは英語だろう.日本が好きだから日本語覚えますという学生しかとらないのと,英語が使えれば勉強も生活もできますという大学の2つがあったら,英語圏の人も英語圏でない人も後者を選ぶと思う.その中には優秀な人が一部いるかもしれない.日本語覚えたくないけど日本に来たいという優秀な人が出てくるかもしれない.いずれにせよ,何か手を打たないと2050年はアメリカ・中国・その他英語圏の一流校と日本の大学の差が一層開くことになると思う.

今の先生方は2050年には先生をやっていないわけで,2050年に問題に直面するのはその時の学生と今の10代20代です.その世代が将来のことを考えずに誰が他に考えるのでしょうか.このエントリが何かを考えるきっかけになれば幸いです.

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